薯蕷(じょうよ)饅頭をつくるときに生地として使われる山芋の一種です。栽培されている山芋の種類の中ではもっとも粘り気が強く、コシがあって風味も強いのが特徴です。ふっくらとした食感を生み出すので、すりおろして生地そのものとして使うには最適のものといえます。


根が短く、手のひらや三味線のばちに似た形の芋の種類です。皮が白く柔らかで肉に粘りがあり、他の山芋類に比べてアクが少ないことが特徴としてあげられます。皮の表面のぶちぶちが多いと水分が多く、粉を吸いすぎてしまうので、饅頭にしたときに堅くなる傾向があります。